適応となる疾患
従来、重症急性膵炎後などに形成される仮性膵嚢胞に対しては感染傾向などの症状がある場合は外科手術が施行されて来ました。近年、超音波内視鏡の発展により、胃内より超音波で嚢胞を観察することができるようになり透視検査を併用した、内視鏡的ドレナージが可能となりました。これにより感染した仮性のう胞で発熱や疼痛を繰り返す方にお腹を切らない内科的な治療が可能となります。
従来、重症急性膵炎後などに形成される仮性膵嚢胞に対しては感染傾向などの症状がある場合は外科手術が施行されて来ました。近年、超音波内視鏡の発展により、胃内より超音波で嚢胞を観察することができるようになり透視検査を併用した、内視鏡的ドレナージが可能となりました。これにより感染した仮性のう胞で発熱や疼痛を繰り返す方にお腹を切らない内科的な治療が可能となります。
従来、重症急性膵炎後などに形成される仮性膵嚢胞に対しては感染傾向などの症状がある場合は外科手術が施行されて来ました。近年、超音波内視鏡の発展により、胃内より超音波で嚢胞を観察することができるようになり透視検査を併用した、内視鏡的ドレナージが可能となりました。これにより感染した仮性のう胞で発熱や疼痛を繰り返す方にお腹を切らない内科的な治療が可能となります。
1.
穿刺ラインに血流がないことを確認し、超音波内視鏡下に嚢胞を穿刺する。
2.
透視下に穿刺を確認し造影剤が嚢胞内に流れることを確認する。
3.
嚢胞内にガイドワイアーを留置し、穿刺針を抜去する。その後拡張ダイレーターにて穿刺部を拡張する。
4.
透視・内視鏡で確認しながらステントを留置する。
ステントを留置することでのう胞内から膿や感染壊死物質が消化管内に流れ出ることでドレナージが可能となり、感染のコントロールができます。
それぞれ10%前後の合併症が報告されています。
限局的な腹膜炎や出血、穿孔、腹腔内気腫などでの致死的な合併症の報告もあります。内視鏡手技とはいえ年齢や基礎疾患によっては命に関わる可能性もあります。この方法の利点は、手術をせずに感染嚢胞のコントロールが出来るところです。