肝臓がんは慢性肝炎や肝硬変が原因として発生することが多いがんです。従って慢性肝炎や肝硬変治療ｎ専門医である消化器内科とのチーム医療を行っています。また肝臓がん自体の治療についても手術だけでなく、焼灼術や血管内治療、化学療法などがあり患者さんに合った治療法を提供しています。肝臓がんの手術は基本的には換気能が良好で、腫瘍が大きく、腫瘍の数が少ない場合に適応となります。

胆のう癌、胆管がん、十二指腸乳頭部癌があります。胆道は肝臓から十二指腸に至る広範囲に存在する臓器のため、病変の部位により手術方法が選択されます。肝切除や胆管切除、膵切除などの術式を適切に選択します。

すい臓がんの手術には膵頭十二指腸切除術や膵体尾部切除術、膵全摘術があります。すい臓は消化液を産生する内蔵であるだけではなく、血糖を調整する重要な臓器です。膵切除後には高血糖になり糖尿病になったり、もともとの糖尿病が悪化することもあります。当院では術後は内分泌内科医師が血糖管理を行い、適切に管理しています。肝臓がん、胆道がん、すい臓がんの手術は各々関東・大阪の大学病院で手術研修を行った専門医により高い水準の手術を提供しています。